苗村研究室について

概要

苗村研究室では,モノ(物質)・コト(情報)・ヒト(人間)の創発的な連鎖を促す情報メディアの研究開発を通じ,競争を強いるだけでない,心に豊かさをもたらし得る科学技術領域の開拓に取り組んでいます。そのためには,メディア技術だけでなく,そこで提示するコンテンツとの有機的な連携を含めた議論が必要不可欠です。

Concept

研究には「メディア+コンテンツ」「モノ×コト×ヒト」という基本理念を中心に据えて取り組んでいます。「メディア+コンテンツ」の観点からは「体験拡張=現実拡張+表現拡張」という思想を掲げ,さまざまな拡張技術を提案してきました。そのための手段として,「モノ×コト×ヒト」の観点から,下記の研究を推し進めています。

  • モノ:物理制御(光学設計・回路実装)
  • コト:情報処理(機械学習・信号処理)
  • ヒト:対話設計(行動誘発・情動喚起)

1つ目は,物理現象を制御するための光学設計や回路実装の研究開発を通じて,現実世界と情報世界の融和性を高め,実物体や身体を駆使した情報環境を構築していく「拡張現実感(Augmented Reality)& Cyber Physical」の研究領域です。2つ目は,Deep Learningなどの機械学習やLight Fieldに関する光線空間理論の研究開発によって,ロバストで実用的な画像認識や実写品質の画像合成を実現する「Computer Vision & Graphics」の研究領域です。3つ目は,プライバシーに配慮した情報共有によって創発的な議論を生み出すことなどを目標に,人々の行動を促すための対話設計(Interaction Desgin)に取り組む「Human Interface & CSCW(Computer Supported Cooperative Work)」の研究領域です。

これらの研究領域を横断した融合領域として,人間主体の情報技術パラダイムの開拓を進めてきました。ハードウェアとソフトウェアの両者に基礎を置き,普遍的な理論体系を構築するとともに,システムを設計・実装していきます。さらに,その成果によってもたらされる人々の新たな「体験」を,心理実験を通じた評価やアート表現へと結びつけていきます。論文だけでなく,一般向けも含めた国内外でのデモ展示に力を入れています。

個別の研究成果に関しては,プロジェクトのページもご参照ください。博士・修士・卒論の具体的な論文題目は,研究室OBOGリストにまとめました。

研究体制

年間スケジュール

1年間を通じて,およそ下記のスケジュールで,研究と公開実験を繰り返しています。

S14~5月新歓BBQ,学科公開
S26~7月修論中間報告,制作展EXTRA,博論予備審査
夏休8~9月大学院入試,研究室旅行
A110~11月卒論中間報告,制作展
A212~1月忘年会,博論審査
W2~3月修論・卒論審査,研究室公開,追いコン

ディスカッション

研究室では,平日の昼食時に毎日ランチミーティングを開催しています。食堂で一緒に食事をしているだけですが,簡単な意識共有はここで担保しています。研究室の全員が集まる機会としては,週に2回のミーティング(全体MTG/SIG(Special Interest Group)MTG)を開催しています。これに加えて学生中心で「勉強会」が週に1回あります。